より良き教育を求めて ちからのブログ

30年の高校教師の経験から学校・教師・教育について考える

大学入学共通テスト・国語について

センター試験は2020年1月の実施を最後に廃止される。そのセンター試験の代わりとして、2021年から実施されるのが大学入学共通テストである。大学入学共通テストでは国語と数学Ⅰで記述式問題が出題され、英語では民間資格・検定試験(民間試験)の活用が打ち…

大学入試センター試験・国語について

1月19日、20日と大学入試センター試験が実施された。久しぶりに国語の問題を全問解いてみた。私は国立一期校二期校の世代なので、こういう共通テストは受けたことがない。そのために全くセンター試験に思い入れはなく、共通テストが始まった時から、批判的な…

『方丈記』は随筆ではない

方丈記は随筆ではない、と書いているブログがあった。私も方丈記は随筆ではないと考えている。 もう30年ほど前になるだろうか、方丈記に関する著述のある今成元昭先生(当時、立正大学教授)が、「方丈記は随筆ではない。今後大学入試で方丈記が随筆であると…

小論文で能力は測れない

私はこれまで数編の論文を書き、それを発表してきた。論文を書く上で最も重要なことは、何といっても自分の考え・主張の論拠となる証拠・資料を見つけてくることである。その証拠・資料を見つけるために、自分の持てる全ての知識を動員する。論文の成否はこ…

高校に「ゆとり世代」は存在しない

「ゆとり世代」とは、2002年4月~2011年3月の9年間実施された「ゆとり教育」を受けた世代を言うようである。「ゆとり教育」では、総合的な学習の時間が導入されて教科の時間が減り、教科の内容が3割削減される。完全学校5日制がスタートしたのも2002年4月…

初めまして

私は、高校で30年以上国語を教えていました。 その経験から、教育について考えていることを、 このブログ「より良き教育を求めて」に書いていきたいと思います。 私は教員であって、ほんとうによかったと思っています。 もちろん嫌なこと大変なことも、た…